地熱蒸気測定システム
PLR 補正機能を備えた蒸気用途向けベンチュリ流量測定ソリューション
- 未飽和状態の地熱蒸気を安定して測定
- 流量をリアルタイムで連続測定、蒸気品質も表示可能
- 新規および既存システムとのシームレスな統合
- メンテナンス負荷を軽減
概要
蒸気量と蒸気品質の両方を確実に測定することは、すべての地熱発電所にとって大きな課題です。蒸気は飽和状態に近い、あるいは湿性蒸気であることが多いため、運転条件のわずかな変化や隠れたプロセス異常によって凝縮や液体キャリーオーバーが発生する可能性があります。測定誤差が生じると、プラント制御に影響が生じ、タービンブレードの寿命を損なうおそれがあります。
KROHNE の地熱蒸気測定システムは、石油&ガス産業で実績のあるベンチュリ式湿性ガス測定システム WGS シリーズを発展させたものです。このシステムは、加熱式環状チャンバーを備えた 6D 延長ベンチュリ管と、Virtual Flow Computer(VFC)で構成されます。VFCは、液体混入によって流量が過大に表示される誤差を補正し、さらに圧力損失比(PLR)を監視することで、液体含有量の変化を検知します。
本システムは国際規格に完全準拠しており、実績のあるベンチュリ式流量計の設計と仮想フローコンピューターを組み合わせることで、蒸気流量と蒸気状態を高精度に測定します。蒸気品質分析計を別途設置することなく、液体キャリーオーバーの兆候を継続的に監視し、アラームを発することが可能です。
特長とオプション
- 蒸気湿性度を常に把握することでリアルタイムのプロセス制御を実現
- 測定範囲:GVF > 90% または Lockhart-Martinelli X < 0.3
- 2~48"(50~1200 mm)は標準対応、それ以上のサイズは要問い合わせ
- 関連規格に準拠した圧力等級に対応
- NACE MR0175 に準拠し、NGC および TDS 用途にも適合
- 永久圧力損失を最小化
- PLR の連続オンライン監視により、プロセス異常発生時の迅速な安全措置、タービン保護に貢献
- 脱水プロセス全体(セパレータ、デミスタ、コンデンセートトラップ)を高精度に監視可能
- トレンド監視、アラーム管理、レポート作成、プラント管理&制御システムとの統合に対応
- 拡張診断機能