概要
プラスチック&ポリマー製造におけるポリエチレンテレフタレート(PET)の製造
温度や圧力に敏感なPET製造プロセス向け計測機器
ポリエチレンテレフタレート(PET)は、ブロー成形によるプラスチックボトル(PETボトル)やフィルムなどの製造に使用される、主要な合成繊維の一つです。PETを製造するには、石油化学的に得られるテレフタル酸とエチレングリコールというモノマーを、触媒を用いて中程度の圧力(2.7–5.5 bar)および高温(220–260°C)の反応器内でエステル化します。続く工程では、徐々に予備重合が進められます。この際、反応を阻害しないように、分離した水分や副生成物は反応混合物から連続的に除去されます。同時に、反応性中間生成物がエステル化反応器へ戻されます。重合の最終段階は、最大280°C、かつ非常に低い圧力下(< 1 mbar)で行われます。そこで、取り出した溶融ポリエステルから、溶融紡糸法などを用いてPET繊維が製造されます。
PET製造においては、食品関連の規制値や味に関わる基準を満たすことに加え、近年はエネルギー消費の大幅な削減や運転コストの持続的な低減も求められています。このためには、流量、圧力、温度といったプロセス変数を限られた範囲内に維持する必要があるため、包括的な監視が欠かせません。KROHNEは、配管やタンクで使用できる工業用温度計や抵抗温度計など、こうした用途に最適な計測システムを提供しています。また、最大+200 °Cのプロセス圧力と液面を同時に測定できる圧力伝送器や、液体、ペースト、スラッジの測定に対応し、貯蔵タンクやプロセスタンクでの連続的な非接触レベル測定に適したマイクロ波レベル計もご用意しています。さらに、2線式のマイクロパルスレベル伝送器は多様なセンサーと材質を選択でき、高圧高温条件下でも使用可能です。