給水、蒸気、復水向け計測機器
亜臨界圧火力発電所では、給水ラインが200°C/250barに達することもあり、蒸気条件は最大で565°C/220barに及びます。一方、超々臨界圧(USC)火力発電所は、給水条件が約250°C/350bar、蒸気条件が最大720°C/330barに達するような条件下で運転した場合、発電効率40%超という非常に高い効率を実現します。給水は給水加熱器およびエコノマイザーを経由して、高圧のまま主蒸気タービン発電機へ供給されます。主蒸気の温度は、高圧水の注入により調整されます。蒸気は高圧タービンを通過した後、再熱器によって再加熱され、中圧(IP)タービン、そして低圧(LP)タービンで使用されます。仕事を終えた蒸気は、復水器へ送られます。復水器を低温、低圧に保つことで、ランキンサイクルの高効率が維持されています。復水は復水系へ送られます。安全で効率的な運転と長期寿命の確保のため、給水のpH、導電率、溶存酸素、シリカ、鉄分などの各種パラメータには厳しい管理基準が設けられています。
給水流量計は、プロセス制御や安全性確保の面できわめて重要な役割を担っており、高温/高圧環境に対応するとともに、十分な精度とリダンダント性を備えている必要があります。給水流量の測定では、ISO 5167またはASME MFC-3Mの規格に沿ってメーターランに設置したベンチュリ管やフローノズルを、リダンダント構成の差圧伝送器と組み合わせて使用するのが一般的です。KROHNEが設計した差圧式流量計のプライマリーエレメントおよびメーターランは、工場において高レイノルズ数領域で温水を用いた校正を行っています。さらに、最新のOPTIBAR DP 7060 C圧力伝送器は、温度、静圧の全範囲にわたり100% 3D校正を実施。最大700barのライン圧に対応する測定カプセルを備えています。KROHNEは、差圧式流量計の各種エレメント、差圧伝送器、圧力&温度伝送器、プロセスバルブから、エンジニアリング、校正、ドキュメントまで含む、流量測定のトータルソリューションを提供します。さらに、新たな超音波式流量計シリーズとしてOPTISONIC 3400/4400を展開しています。本製品は、温度、圧力、材質、リダンダント性などの各種要件に適合しています。KROHNE OPTISONIC流量計はドリフトなし、メンテナンスフリーで使用でき、圧力損失もありません。ターンダウン比が非常に広いため、低流量域でも高精度の測定が可能です。また、蒸気、再熱、復水、噴射水などの一般的な流量測定用途には、KROHNEのOPTIBAR 差圧伝送器およびOPTISONIC 超音波式流量計をお使いいただけます。