概要
発酵およびCHPプロセス
バイオガスプラントには、特有の課題が存在します。計測機器にも当てはまることですが、腐食や付着物の発生に耐える性能が求められます。消化槽を出た直後のバイオガスは湿った状態で、組成も変動することから、流量測定の方式は限定されます。そのため、現在は浄化後のバイオガスのみを測定対象とするケースが多くなっています。結果として、プロセスの途中段階における状態評価が困難になっています。
OPTIFLUXシリーズの電磁流量計は、流体中の固形分含有率が最大70%のケースまで対応しており、液体基質の供給量測定に非常に有効です。これらの機器の性能は、バイオガスプラントにおいて繰り返し実証されています。工業用温度計OPTITEMPおよび非接触式マイクロ波レベル計OPTIWAVEは、消化槽の運転条件を最適な状態に保つことができます。OPTIWAVEのホーンアンテナは、バイオスラッジのような撹拌された媒体のレベル測定に適した設計で、結露による影響を受けません。KROHNEのOPTIBAR 5060 C 圧力伝送器は、バイオガスプラントでの使用に最適です。セラミック製測定セルおよびプロセス接液部を備えており、堅牢で信頼性が高く、耐腐食性にも優れています。OPTISONIC 7300 Biogas超音波式流量計は、未処理バイオガスの測定に特に適しています。体積流量に加えてメタン濃度も測定可能で、測定機器を別途用意する必要はありません。ガス組成の変動にも対応しており、流路内に障害物のない構造のため、圧力損失を生じることなく測定を行えます。電子回路は配管内の超音波信号を効率的に処理できる設計で、ガス中のCO₂や水分によって信号が大きく減衰する場合も適切に動作します。さらに、OPTISONIC 7300 Biogas流量計はチタン製のセンサー面を備えており、硫化水素(H₂S)から生じやすい腐食にも優れた耐性を発揮します。OPTIFLUXおよびOPTISONIC熱量計は、CHPシステムで生成される熱量の測定に使用されます。第三者へ熱を供給する場合、取引計量対応の熱量計も提供可能です。