概要
有機化学プロセスにおける石けん製造
石けん製造においてバッチ間の品質安定化を支える計測機器
生産量で見ると、石けんは世界で最も多く作られている界面活性剤です。石けんは、主に連続運転による脂肪酸のアルカリ加水分解によって工業的に大量生産されています。その原料には通常、パーム油やココナッツ油などの植物性油脂が用いられます。石けん製造の第一段階では、油脂原料を高温水蒸気と触媒を用いて加水分解し、脂肪酸とグリセリンに分けます。この反応は、10 barに加圧したオートクレーブ内で行われます。アルカリ加水分解の過程では、かつて「ソープグルー」とも呼ばれていた脂肪酸エマルションが生成されます。第二反応段階では、この脂肪酸エマルションを苛性ソーダまたは炭酸ナトリウム溶液(ソーダ)で中和します。こうして生成される粘性物質は、既に石けんとして完成してはいますが、その後スクラビングカラム内で仕上げ処理が施され、液体石けんとなります。先の工程で得られたグリセリンは、別途水蒸気ストリッピングによって粗グリセリンとして回収され、その後の工程で利用されます。
KROHNEは、石けん製造で扱われるさまざまな物質の性状や要件に対応できるよう、多様な測定原理に基づく高品質の流量計を幅広く展開しています。粘性の高い液体や、スラッジ、強い腐食性や摩耗性のある媒体、流速の低い媒体など、多岐にわたる媒体を測定可能です。各機器は最高水準の性能と精度を備えており、バージョン展開も豊富です。 – 一部のモデルには、温度センサーや圧力センサーが内臓されています。石けん製造で特に重要なのが、原料や製品を適切に保管することです。保管にあたっては、温度管理、清浄性、汚染防止といった点を考慮する必要があります。液体石けんの製造に使用される計測機器などの各種コンポーネントは、多くの場合ステンレスや特殊樹脂で作られており、必要に応じて衛生関連の要件にも対応可能です。また、多くの機器は、産業用バス通信などを介し、センサー技術をプロセス制御システムへ直接接続することができます。