高温の蓄熱槽における非接触式レベル測定
タワー型発電では、大量に並べた二軸追尾式反射鏡(ヘリオスタット)により太陽光を反射し、発電タワーの頂上部へ光を集めます。頂上部には中央レシーバーがあり、集光された太陽光を吸収して熱に変換します。すると、レシーバーの温度は最大1200℃まで上昇します。熱媒体(溶融塩)がこの熱を蓄熱システムおよび蒸気発生器へ運びます。溶融塩タンクに蓄えられた熱の一部は、夜間の発電継続のために後から利用されます。蒸気発生器は、従来型の水/蒸気サイクルと同様の仕組みで、蒸気タービンと発電機を介して電力を生成します。
タワー型発電所でも他の発電所と同様、プロセスの制御および安全性維持のために数多くの計測が発生します。KROHNEは集光型太陽熱発電(CSP)の計測を支える包括的なポートフォリオをご用意しており、温度、圧力/差圧、レベル、流量などの計測において豊富な実績を持つ製品、ソリューションを揃えています。高温かつ温度変化の激しい環境下で熱媒体や溶融塩の流量を測定する場合には、OPTISONC 4400超音波式流量計が適しています。最大700℃の高温や急激な温度変化に対応し、流れの不均一性や成層化が生じるような幅広い媒体特性に対しても安定して動作します。溶融塩タンクのレベル測定には、高温対応のマイクロ波レベル計 OPTIWAVE 7400が最適です。また、OPTIBARはフラッシュマウント型ダイアフラムを備えており、高温などの過酷なプロセス条件における溶融塩の圧力測定に適しています。熱媒体の流量測定において正確性と長期的な安定性を維持することは、発電所の性能を高め、収益を最大化するためにきわめて重要です。KROHNEは長年にわたり、数多くのCSP設備における溶融塩やサーマルオイルの超音波式流量測定に携わってきました。こうした経験に基づき、コールド/ウォームスタートから最大出力運転に至るまで、あらゆるプロセスにおいて安定したコスト効率の高い運転を実現します。