水/蒸気サイクルのプロセス制御
高圧(HP)蒸気発生システムは、高圧エコノマイザーの後段に配置されています。これは、ガスタービン排気流に含まれる熱エネルギーを利用して、ある特定の圧力と温度を持つ蒸気を生成するものです。ここから高圧蒸気ドラム、主高圧蒸気系へ蒸気が供給されます。運転中は、高圧過熱蒸気の温度が蒸気タービンや主蒸気系の許容範囲を超えないよう管理されるほか、外気高温下での部分負荷運転や、蒸気タービンの起動時の対応も行われます。さらに、高圧減温システムに高圧スプレー水が供給されます。蒸気タービンで高圧蒸気を受け入れられない場合には、蒸気を低温再熱蒸気配管系および高圧蒸気バイパス減圧装置へ直接排出し減温します。中圧蒸気発生システムは、中圧エコノマイザーと中間過熱蒸気系の間に配置されています。これもガスタービン排気から蒸気を生むシステムで、ここでは中圧蒸気を生成します。このシステムは、起動、停止、および運転中に高圧蒸気ドラムへ給水を供給し、過熱高圧蒸気を低温再熱系へ送ります。この過熱蒸気は低温再熱蒸気と混合され、再熱系を介して蒸気タービンの中間部へ供給されます。
給水流量計は、プロセス制御や安全性の確保においてきわめて重要な役割を担っており、高温/高圧に対応するとともに、十分な精度とリダンダント性を備えている必要があります。給水流量計としてはベンチュリ管やフローノズルが使われることが多く、ISO 5167またはASME MFC-3Mの規格に沿ってメーターランに設置したうえで、リダンダント構成の差圧伝送器と組み合わせて使用するのが一般的です。KROHNEが設計した差圧式流量計のプライマリーエレメントおよびメーターランは、工場において高レイノルズ数領域で温水を用いた校正を行っています。最新のOPTIBAR DP 7060 C圧力伝送器は、温度、静圧の全範囲にわたり100% 3D校正を実施。最大700barのライン圧に対応する測定カプセルを備えています。KROHNEは、差圧式流量計の各種エレメント、差圧伝送器、圧力&温度伝送器、プロセスバルブから、エンジニアリング、校正、ドキュメントまで含む、流量測定のトータルソリューションを提供します。さらに、超音波式流量計シリーズとしてOPTISONIC 3400/4400を展開しています。本製品は、温度、圧力、材質、リダンダント性、精度などの各種固有要件に適合しています。KROHNE OPTISONIC流量計はドリフトなし、メンテナンスフリーで使用でき、圧力損失もありません。ターンダウン非が非常に広いため、低流量域でも高精度の測定が可能です。また、蒸気、再熱、噴射/減温水、復水などの一般的な流量測定用途には、KROHNEのOPTIBAR 差圧伝送器およびOPTISONIC超音波式流量計をお使いいただけます。