概要
データセンターのホワイトスペース空冷
過熱や機器損傷を防ぐ連続監視
サーバールームを空気で冷却する場合、安定した運転状態を保つため、発生した熱は最終的に外気へ放出しなければなりません。その手段としては、空気‐空気熱交換器を介して熱エネルギーを二次側の空気流に移すか、液体‐空気熱交換器を介して温かい還気の熱を液体に移し、その後建物外で放熱する方法が挙げられます。どの方式を選ぶかは、気候条件、必要な冷却能力、リダンダント構成の戦略、全体のエネルギー効率目標などの要因によって左右されます。いずれのパターンでも、水を組み合わせることで冷却能力を高めたり、熱交換の効率が高まるよう条件を整えたりできます。特に外気温の変動が大きい地域では、この方法が有効です。水や水とグリコールの混合液は、空気だけの場合に比べて熱輸送能力が高く、熱管理の安定性向上が期待できるため、熱媒体としてよく用いられます。
液体冷媒を用いた空冷システムでは、主に 2 つの技術が用いられます。冷媒ベースの直接蒸発回路を用いる CRAC ユニットと、中央冷却設備から供給される冷水で運転する水ベースの CRAH ユニットです。CRAC システムは一般に独立型で、局所的な冷却用途に適しています。一方 CRAH システムは、データセンターの拡張性と省エネ化を支える大規模な集中型冷水インフラの一部としてよく使用されます。
こうした冷却方式を、安定して効率的に運用するためには、高精度なプロセス計測が不可欠です。KROHNE は、空気、水、グリコール、冷媒を用いた各種システム向けに、流量、温度、圧力の測定をカバーする幅広いソリューションを取り揃えています。当社の技術は、優れた精度と長期安定性を備えており、変動する負荷条件にも着実に対応できるよう設計されています。柔軟な設置オプション、ビル管理システムや DCIM システムへのシームレスな統合に対応した KROHNE の計測機器は、データの可視化を通じて冷却性能やエネルギー効率を高め、データセンターの事業継続を支える重要インフラを保護します。