病院船における燃料消費量および排出量の監視
導入事例|海洋
- 主機関および発電機の信頼性の高い燃料消費データ
- EU および IMO 規制に準拠した排出量モニタリング
- 監視システムおよび流量計から、導入、サポート、クラウドサービスへの統合までを含むフルサービスパッケージ
背景
国際的な慈善団体 Mercy Ships は、世界最大の民間病院船「Africa Mercy」を運航しています。この“洋上病院”は、アフリカで医療へのアクセスがほとんど、またはまったくない人々に対して、無償で手術および医療サービスを提供しています。世界各国から集まった 400 のボランティア乗組員により、高水準の医療が提供されています。
測定要求事項
船舶の主機関および発電機の燃料消費量の監視は、エネルギー効率の向上と排出量の削減に向けた当該団体の取り組みにおいて重要です。Africa Mercy の Engineering Superintendent である Ciaran Holden 氏は、船舶の CO2 排出量について監視/報告/検証を行うEU MRV および IMO 規制にこの慈善団体が対応できる監視ソリューションを探していました。
KROHNE ソリューション
KROHNE は、6台の OPTIMASS 1010 コリオリ質量流量計 と組み合わせた、 EcoMATE™ 燃料消費量アンド炭素排出監視システムを提供しました。このツインストレートチューブ形流量計 (口径 DN 15, ステンレス鋼製) は、2基の主機関および発電機への供給ラインと、それぞれに対応するリターンラインに設置されました。
すべての測定値は Modbus 経由で EcoMATE™ システムに送信され、EcoMATE は流量計の質量、密度、温度の測定値を使用します。このように、EcoMATE™ は船上での燃料消費量の監視および報告を可能にし、 MRV および IMO の要件に準拠した重要な排出データを提供します。さらに、すべての実測値はEcoMATE™ Cloud モジュールを通じて利用可能となり、陸上の遠隔拠点において消費データの監視および分析を行うことができます。KROHNE はこのほかにも、23 インチモニター付きの舶用認証コンピュータ、ブリッジ搭載用 12 インチパネルコンピュータ、電源供給機器、ならびにレポート出力用プリンターなど、必要な機器一式を供給しました。
ユーザーベネフィット
EcoMATE™ と 1010 流量計を組み合わせたソリューションにより、Mercy Ships は船上で正確な日次/週次/月次の燃料消費データを取得できます。すべての主機関および発電機の燃料消費量を確実に監視できるため、同慈善団体は燃料消費の最適化と排出量削減に向けた取り組みを進めることができます。
EcoMATE™ は、二酸化炭素排出量の監視/報告/検証 (MRV) に関する EU および IMO の義務要件を確実に満たします。EcoMATE™ Cloud モジュールを使用することで、顧客は消費データをクラウドソリューションへ自動送信でき、陸上スタッフは船舶ごとの燃料使用量や航海レポートを監視できます。
KROHNE は単一供給元として、プロジェクト全体を統括しました。フルサービスパッケージには、エンジニアリング (図面/文書作成を含む)、各船舶用途に合わせた EcoMATE™ 機能の個別適合、ならびにソリューションの試運転 (流量計の設置を含む)が含まれていました。